上記のものは、復元品による地図とはいえ、地図自体の退色がみられるため、一部、水路なのか畦道なのか判断つきにくいところが見られるのであるが、概ねはこんな感じであろう。
更に、下記のものは、「岩手県の百年」の表装に描かれた「盛岡市外鳥瞰図」(昭和3年)の一部であるが、1981年に完成した「旭橋」は描かれていないものの、丁度、旭橋に流れ込む小河川(用途は用水路かもしれないが)が、イラスト右下部に描かれている。
つまり、最初稿に登場している「ジョバンニが丘へと向かう途中にある小さな橋」は、街中であれば、どこにでもあったものなのである。
ただし、橋については、さまざまな疑問点が浮上することとなるため、後述する。
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