本学の動物病院の前身である家畜病院は、盛岡高等農林学校の創立時に設置されたので、既に100年余りの歴史を刻んでいます。古くから東北地方の獣医臨床の拠点として時代時代の要請に応じて多くの人材育成に寄与してきました。診療対象動物の大多数が牛や馬の「家畜」から犬や猫に移って久しく、昨今は小鳥やフェレットなどのエキゾチック動物の診療依頼も多くなりました。そこで市民の飼育動物への感情を考え、平成15年度からは「家畜病院」よりもっと一般的な概念である「動物病院」と呼称しています。今後は今まで以上に地域の中核病院として、市民の方々の期待に応えていこうという意思表明でもあります。
「岩手大学動物病院」より引用
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